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アルコールと睡眠薬 <アウトプットシリーズ>#14

私も20代の若い時はよくお酒を飲み遊び回っていたのですが、ある頃から中途半端にお酒を飲むと次の日に頭痛がひどくなり薬を飲まないとお昼頃まで続くようになってきました。そう思ってガンガン飲んじゃうと当たり前ですが、同じく次の日二日酔いでお昼くらいまで動けません。

結果、貴重な休日が半日なくなるので忘年会くらいしか飲まなくなりました。

確かにワイワイしながらお酒を飲むと楽しい時間が過ごせますが、このアルコールを摂取したら脳ではどんな事が起こっているのでしょうか?今回は「アルコール」と「睡眠薬」について紹介していきます。

アルコール

皆さん友人達または仕事の同僚達との飲み会は楽しいですね。しかし、寝つきが悪いとか最近よく眠れないから寝る前に一杯飲むという事はされてないですか?もし、このように思われて実際やっている方がいらっしゃったら今日からやめましょう。

アルコールでの睡眠

アルコールを飲むと気分が高揚し治まると眠気がやってきますが実は眠気、睡眠を促しているのではなく鎮静(麻酔)です。睡眠と麻酔の違いを改めて考えてみると睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルがありますが、麻酔はただ気を失いその余韻?で眠りに入っているだけなので自然な眠りで得られるレム睡眠がほとんどありません。

以前にもお話しましたが、レム睡眠は覚醒時の記憶との統合をする役割があり、処理されない記憶が溜まっていくと脳はレム睡眠を欲するようになるので、酷いアルコール依存症の方になると起きている時にレム睡眠(幻覚)を見るようになります。それに学生など学びの環境にある方は注意が必要でアルコールを摂取した日の学習内容の多くを失うという研究結果が出ています。テスト前の飲酒は避けるようにしましょう。

睡眠薬

睡眠薬を飲むとすぐに眠れる。この考えはやめた方がいいと思います。睡眠を促すとはいえこの薬はアルコールと同じ「鎮静剤」にあたります。眠りの質も上記に書いたアルコールと似ていて更には薬をやめた時に不眠症のリバウンドが起こります。脳内のバランスが崩れて睡眠薬を欲するようになり飲みはじめる前よりも症状が悪化してしまいます。

ただでさえ不眠により免疫機能が低下している上に薬物により体内のバランスも崩れるので死亡リスクもガンになるリスクも上がるという研究結果も出ています。

不眠治療

では、どうすれば薬に頼らずに眠れるようになれるのか?もちろん、重度の方は医師の診断を受けた方が確実かもしれませんが、過去の私のように薬に頼らなくてもいいとご自身で判断できる方は次の事を試してみる事をオススメします。

不眠症の方も眠りの質が悪いと思う方も日々の生活に取り入れないといけない事が4つあります。


  1. カフェインを控える。

  2. アルコールを控える。

  3. 寝室にテレビ・スマホ・タブレットを持ち込まない。

  4. 室温を涼しくする。 引用元:【書籍】睡眠こそ最強の解決策である

これに加え不眠症の方には更に6つ


  1. 起床と睡眠の時間を決め毎日それを守ること。週末も同じだ。

  2. 眠くなったら布団に入る。夜にカウチなどでうたた寝しない。

  3. 眠れなかったらいつまでも布団の中にいない。起きて何か静かでリラックスできる活動をしながら眠気が来るのを待つ。

  4. 夜眠れないのなら、昼寝を控える。

  5. 就寝前に心を落ち着ける習慣を作り、心配事や不安を布団の中に持ち込まなようにする。

  6. 時計を見えない位置に置く。時計の針を眺めて不安を募らせるのを防ぐためだ。 引用元:【書籍】睡眠こそ最強の解決策である

上記の条件を見て思ったのですが、下部の6つの内ほとんどがスマホが原因なんじゃないかと思いました。これからも頭の良い人達が私達の時間を奪う為にドンドン面白いゲームや便利なアプリを開発していくと思うので不眠症の方が増え続けていくと思います。

最後に

便利で私達の生活には欠かせないアイテムになったスマホ。私達が操られるのではなく操っていきたいものです。そして、昔私の父もよく眠れないからと毎晩お酒を飲んでいたのですが、私もそうならないように生活習慣の改善を続けていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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