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シングルマザーが着付し・美容師になった話第2章

30代半ばの初体験

昔、美容師の母から着付け習ったら?と進められたことがありました。 その時はまだ着物や着付けに興味がなかったので断ってました。なので七五三・お正月・浴衣・成人式に着物を着る機会はあったけど腰紐1本も持ったことなかったのです。でも、その時の母の言葉が頭に残っていたこともあり、この学校の話を聞き授業を受け始めて間もなく私は着付けが大好きになりました。

基礎からしっかり学べるこの職業訓練校で初めて人に着付けをして出来上がった時は楽しさと感動が同時に訪れ「もっと人に着付けをしたい!」と思うようになりました。

学校生活は毎日が初めての事ばっかりですぐにドハマリし、そうなったら止まらない私は着付け・メイク・ネイル・座学と毎日毎日カリキュラムに沿って今まで知らなかった色んな知識がジャンジャン頭の中にインプットされていき、たまに頭がパンク状態になり耳から煙が出ていました(笑)やっぱり息抜きは大事ですね。

その当時やっていた息抜き方法(ストレス解消方法)は、「おしゃべり」です。子供でもお母さんでも誰でもいいからその日あった一日の出来事の話を聞いてもらうとなんだかスッキリしていたように思います。自分でストレスが溜まっているかなかなか感じにくいので調べてみるとこんなサイトを見つけました。 参考URLストレスのあらわれ方<https://www.appuyer.jp/inner%20stress/s.html> 「嗜癖化」(しへきか)かぁ。初めて見る漢字だ(笑)

ターニングポイント

学校に通いだしてからずっとブライダルに就職することばかりを考え同じクラスの生徒や先生にも「ブライダルの仕事がしたい」と話し、がむしゃらに毎日着付けの練習をしていた私にある日突然光が差しました。

大阪の由緒有る神社のブライダル系の会社から求人の申し出が来たのです。大阪の人なら誰しも知ってる日本でもかなり有名な神社です。学校に通いだして3ヶ月目の出来事です。当時の私は着物・着付けに関しての知識・技術はまだまだ自信が持てず、ましてやこの神社、草野球の選手が大リーグでプレーするようなものです。当時の私は自覚していました。

「これは確実にチャンス」だと。

自分の目標「ブライダルの仕事がしたい」 ここ以上に格の高いブライダルの会社はそうそうありません。今現在でもそう思っています。30代半ばで人生初の「不安100%の挙手」でした。

腰紐一本持ったことがなかった私が学校に通いだして3ヶ月。チャンスの神様は本当にいるようです(笑)。後日、無事採用試験に合格し今でも働かせていただいてます。

その後の自分

合格し大喜びしたものの現実はさらにハードになりました。平日は学校、土日祝は仕事そして毎日の子育てです。自分でもよく今生きていられるなとこの記事を書いてて思います。もうあの頃の生活をしろと言われても自信を持って「イヤだ」と言えます。

でもまぁ、普段からジッとしているのが嫌いなので当時を振り返ってみるとやっぱり楽しんでやってましたねぇ(笑)。

自分の好きなことで仕事ができる。 私は幸せです。こんな幸せなことはありません。

最後までお読みいただきありがとうございます。次回第3章は美容学校に入学した頃について書いていこうと思います。

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