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シングルマザーが着付師・美容師になった話4章

着付け講師

学校を卒業してからそのまま先輩講師のアシスタントとして授業に参加し、ノウハウを身に付けた段階で正式に着付けの講師としてデビューしました。これで今まで自分がインプットしたことをアウトプットできる環境が出来ました。

不安な気持ち・自分を変えたいと思う気持ち・子供にママの頑張ってる背中を見せたい等々、色々な期待と夢を持って色々な環境で生きてきた生徒さん(下は16歳~上は60歳までの方が入学されます)が、半年間で着付けが出来るようになって卒業される姿をみていると、とてつもなくやり甲斐を感じます。 半年で着付けが出来るようになって、プロの現場で即戦力になるように育てるのはかなり大変ですが、その分自分も一緒に成長させて頂いてます。

関西美容専門学校芸術祭

関西美容専門学校芸術祭参考URL <https://www.kanbi.ac.jp/contest/#contest>

このコンクールは年1回関西美容専門学校の生徒さん達や一般のサロンで働く方々がヘアメイクや着付け等、自分たちが今まで習得してきた技を競い合うガチのコンクールです。

着付け講師になって早々、1年後のこの大会に向けて前章でお話したありえない生活習慣の中にもう一つ着付けレッスンがプラスされました。 自分も3人の子供を育ててきましたが、さすがにこの時は時間の無さに限界を感じていました。でも逆に考えると人ってやろうと思ったら何でもできるということをこの時期に思えるようになりました。

コンクール間近になると休みの日は朝から晩まで、仕事の日は仕事が終わってからレッスン。終電を逃すことも何度もあり家が遠いのに先生が家まで送って頂いたこともありました。先生もモデルさんも私も、それだけ必死でした。

そしてコンクール当日、早朝から先生のお店でみんなでユンケル飲んで気合入れてヘアメイクをして会場に向いました。精神的にも肉体的にも限界で不安だらけで心臓がバクバクしてましたが、会場に講師の先生方・沢山の生徒さん・なんと家族・ブライダルの同僚までもが応援に駆けつけてくれみなさんのおかげでだいぶ落ち着くことができました。

初コンテスト本番

ついに本番を迎えるわけですが、この時は緊張していることも忘れるくらいアドレナリンが出まくってました。そして、今まで沢山練習してきた自分を信じて、競技時間20分戦い抜き全てを出し切りました。競技が終わるとホッとしたのか泣き崩れてました。

審査員は日本でも有数の着付けの先生が数名来られていて、私は競技を終え舞台裏にいたので分からなかったのですが後で家族に「厳しい目で審査されてたよ」って言われホットしていた自分にまた緊張が走ったことを思い出します。

結果発表・表彰式では自分も応援に駆けつけてくれたみんなもドキドキし、準グランプリまでに名前が呼ばれず落ち込んでいたのですが、グランプリで私の名前が呼ばれたとき キャーっと叫んだと同時に涙が溢れて化粧がグダグダになりました(笑)。どの大会でもそうですけど「グランプリは!!」からの名前を読む時間の緊張は何回経験しても慣れませんね。キライじゃないですけどネ。

モデルさんと一緒に表彰台に向かいグランプリの表彰状と盾それと同時に大阪府知事賞も頂き賞状と大きなトロフィーを頂きました。 この賞は 先生と何度も何度も一緒に頑張ってくれたモデルさん、今まで協力して頂いた先生方、家族、応援してくだっさたみんなで勝ち取った賞でした。そして、学校に記念すべき1回目の賞を持って帰ることが出来ました。

着付けを学びはじめて1年半 「人間やろうと思って必死になればどんなことだってできる」 実体験し学んだ瞬間でした。

最後に

今回のこのコンクールは「着付け振袖部門」で出場しましたが、続けて翌年「着付け留袖部門」でまたまたエントリーすることになりました。次回はその時の事を書いていこうと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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