ここ1・2年の間にYoutubeやインスタなどの動画コンテンツが爆発的に認知度が上がりました。
それまでは成人式前や前撮り・後撮り前の振袖帯結びを参考にするといえば主に「本」や着付け教室の先生にお手本を頂いていましたが
帯結びの方法を本で見ても分かりにくい。 お教室の先生にお手本を習っても数が少ない、または自分的にしっくりこないなど問題が多々ありました。
今では帯結びを参考にしたいと思えば朝だろうが、昼だろうが、夜中だろうが見たい時に好きなだけ見れ、なんなら多すぎてどれにしようか迷ってしまう状況になっているのではないでしょうか?
今回はその動画を参考にする時のポイントについて動画をUPしました。
そしてこの記事ではこの動画の解説&動画では伝えきれなかったことを紹介していきます。
この記事ではこんなお悩みをお持ちの方のお役に立てます。
自分が作った帯に自信がない。
上達が感じられない。
お客様を送り出した後、祈ってる。
ぜひ最後まで読んでいただけるとめっちゃ嬉しいで〜す♪
振袖帯結びの動画を参考にする時のポイント
帯結び動画を参考にされる時はこういった点に注意して頂くと良いと思います。
手さばき
見えない所の処理の仕方
全体のバランス・大きさ
なぜここまで注意して見た方がいいのか?というと記事の初めにも書きましたように以前は「本」をお手本にするしかなかったので本は静止画(写真)なので①や②がほとんど分からず、手順を学ぶ為の教材が文章での表現の難しさのため手順も分かりにくいことがあります。
反対に動画ではこれら全てが分かりますし、もし分かりにくかっても「コメント」を入れることですぐに聞くことができます。
皆さんも「本」で学んでいた時の「なごり」が残って仕上がりに全集中されてませんか?
では、この3つを一つ一つ解説していきます。
手さばき
まず、この「手さばき」ですが、「本」ではせっかく素晴らしい技術をお持ちの先生が解説してるのに全く見えません。
どういう風に帯を持っているのか? どっちの手でどの方向でどういう角度で帯をさばいてるのか?
「着物を綺麗に着付ける」
という根本的な角度からみても当たり前ですが、この2点はかなり重要なポイントです。
Youtubeやインスタなどの動画コンテンツで人気のある方は技術的も素晴らしいと思いますので、「帯結びだから」と分けて見るのではなく
せっかく手元が見れるので高い技術で作られる帯結びの過程も真似た方がより自分の技術向上に繋がると思います。
見えない所の処理の仕方
帯結びはここで決まります。 ですが勿体無いなぁと思ってしまう帯結びはこの「見えない所の処理」が上手いこと処理できていない方が多いように思います。
それがキチンとできていないと仕上がった時は綺麗なんですが、時間が経つとお花がしぼんだように小ちゃくなったり、羽根がだら〜んと垂れ下がってきたり・・・。
それに振袖帯は華やかで外を歩く時や撮影で色んな角度から見られます。 決して真後ろだけ見られるということはないので、横から見える羽根の裏側やヒダの根本など細部に渡って意識しなくてはなりません。
普段素晴らしい写真を撮られてるカメラマンも着物のことに関しては素人です。
「ここの山の真ん中だけ凹んでるから違う角度で撮ろう」 「羽根の溝の処理が甘いから逆の方向から撮ってみよう」
とまでは気がついてくれません。
なので見えない所も動画なら確認できるはずなので、これから帯結びの動画を参考にする時は気を付けて見て頂けたら、より綺麗な仕上がりになると思います。
全体のバランス・大きさ
皆さんが帯結びの動画をご覧になる時、まずサムネイルで帯の仕上がりを見て少なからず「おっ!?」と思ったと思います。
そこで初めの第一歩 羽根の角度と長さをじっくり観察しましょう。
なぜかというと 長さと角度を同じにしないと同じ帯の形にならないからです。
「当たり前やん!」 「当たり前じゃん!」 「何言ってんの?」
と思われるかもしれないですが、皆さん・・・。
一旦「完コピ」しましょ! そしてそのバランス見てみてください!
レクチャーされてる方はかなり考えて動画を配信されてるはずです。 それは羽根のバランスやヒダの流れ・向き、文庫であれば向き・角度などトータルバランスを見て決めてると思うんです。私はそうです。
じゃないと今の世の中 適当に作った物だと何言われるか分からないですからね。
そして完コピできたらそれを崩す! ご自身の「色」を足していってください。
バランス感覚が分かってくるようになると思います。
大きすぎず、小さすぎず体のどこからどこまでの範囲で収まってるのか意識して見てみてください。
最後に
時代の変化がすごく早くて、ついていくのが大変ですが確実に便利な物だけが残っていきます。その便利な物を有効に使えるような勉強もこれからは大事になってきます。
私たちも皆さんと同じように頭を抱えながら必死で頑張ってますので、これからも新しい事に挑戦し続けていきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございます★
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