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明晰夢と夢遊病 <アウトプットシリーズ>#11

皆さん本は月に何冊くらい読まれていますか?そして、おすすめの本はありますか?コメント欄に書いていただけたら参考にしたいと思います。私はこの「睡眠こそ最強の解決策である」をおすすめします。今年43歳ですが、昭和の頃から色々聞かされて何となく「そうなんや~」と根拠もない話を聞いていたのですが、この本でほぼ全て解決します。

今回は普段あまり耳にしない「明晰夢」と「夢遊病」についてご紹介していきます。

明晰夢とは

これは何かというと、普通の人はいい夢も悪い夢も関係なく脳が勝手に映し出す映像を見さされているのですが、世界の人口の中で2000人程しかいない特殊な人に限って自由自在に見たい夢をコントロールすることができるというものです。なんとうらやましい。

なんせ夢の中ですから、何でも有りです。私がその能力を持っていたら多分、食事以外ずっと眠っているでしょう。テレビゲームなんかよりよっぽど面白いと思います。

脳の中身

著者も初めは夢をコントロールするなんて信じられなかったらしいのですが、この実験で信じざるをえなくなりました。

まず明晰夢を見れるという人の起きている時の体の動きに対する脳の動きを把握します。次にレム睡眠中は眼球しか動かせないので夢の中で右手を握る前に目を右に左手を握る前に目を左に動かすというような合図を決めて眠ってもらい、レム睡眠中は筋肉が弛緩して動かなくなのですが、脳からの命令は下っているので脳の動きを観察していれば動かそうとしていることが証明できます。

そして、被験者は言葉通り自分の夢をコントロールしていました。

そこで著者は「人間の進化は止まったと言われているが、進化の途中なのでは?」と言っています。

夢遊病

これは皆さんもご存じだと思うのですが、寝ている最中に起き上がり、何らかの行動をしてしまうというものです。私もこれを読むまでは夢の中の出来事をしていると思っていたのですが、実際はノンレム睡眠の時、夢を見ない深い眠りの時に起こってしまうのだそうです。

なので、夢遊病で動き回っている人を無理やり起こすと何も覚えていません。脳波の状態はいきなり神経系の活動が活発になっちゃいます。頭は電源がOFFだけど体は動く状態になるのですね。

事件

そして過去に悲惨な事件も起きています。なんと夢遊病の人が遠く離れた家まで車を運転し住民を殺害し帰りの車の中で目が覚め、自分の手に付いた血を見て自首するという事件です。最終的に裁判の結果は無罪です。この方の場合は突発性の夢遊病だったので無罪になったとはいえ残りの人生は大変つらいものになるのだろうと思います。

今でもたまに裁判などで責任能力の低下という理由で弁護することがありますがこの事件がキッカケになっているとも言われます。

最後に

上記の事件も元々もキッカケは睡眠不足だと言われています。夢遊病で大変なことになってしまうなんて、たまったもんじゃないので毎回言いますが、皆さんも8時間睡眠を意識していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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