この本を読み出して睡眠不足と健康について色々なことを紹介してきましたが、今回のテーマは唯一と言っていいほど私自身が知っておかなければならない事が書かれていました。私の家族は親も含めて全員大きな病気もケガもなく入院したことはないのですが、唯一去年70歳を超える父が不整脈によりペースメーカーを胸に入れる手術をしました。
それから、私自身も老いたら血圧や血管の病気になるんじゃないかと不安になったことを思い出しました。今回は睡眠不足と寿命の関係です。
睡眠不足による血管の異常
睡眠時間が6時間以下の人は特に睡眠時間を意識して生活をしていった方がいいです。6時間を下回ってしまうとまず、心拍数が増え血圧が上がります。慢性的に睡眠不足の人は常に交感神経が活発な状態になっているのでコルチゾールというストレスホルモンが増え、これにより血管が収縮し更に血圧が上がります。更に良くない事があるのですが、睡眠不足になると成長ホルモンが分泌されなくなってくるので高血圧で損傷した血管を成長ホルモンが修復してくれないので結果は想像通りです。
脳卒中・心臓発作という結果に繋がります。
睡眠不足により45歳くらいから心血管系の病気になる確率が上がるとあります。私も、もうあと数年ですが、この年代の方達の子供さんは小学校高学年・中学生・高校生が多いと思います。これからもっともっと仕事でお金を持って帰らなくてはならない年代で慢性的な睡眠不足になりやすい年代だと思います。特に私と同じような夜勤もあるシフト制の仕事に就かれている方は概日時間(本来人間が持っている睡眠サイクル)がただでさえめちゃくちゃなので睡眠時間を生活サイクルの基準に置いてもいいくらいだと私は思います。
サマータイム
もう一つ言うと、睡眠時間は1時間減るだけで体に様々な悪影響を及ぼします。どういうことかというと、この著者はあることにより膨大なデータを収集できるようになったようです。それは夏時間「サマータイム」です。この時期だけ1時間早く仕事が始まります。この時期だけ1時間早く仕事が終わります。でも多くの人たちは寝る時間は年中一緒です。なのでこの時期だけ睡眠時間が1時間短くなります。
そして、この時期だけ心臓発作の患者が急増するそうです。これは何十億という膨大なデータの結果です。たった1時間、されど1時間です。
最後に
どんなに運動・食事に気を使っていても、すべては睡眠が基盤であって運動・食事・睡眠は並列ではないという事を述べています。私も日頃、筋トレをしていますが、確かに睡眠時間が短い日はパワーが全然出ませんし、集中力も続きません。これからも十分な栄養補給と十分な睡眠を心がけていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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