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ナルコレプシー2 <アウトプットシリーズ>#13

一言で神経疾患と言っても色々な症状があるのですが、今回は前回の後半で紹介した「ナルコレプシー」について引き続き紹介していきます。このナルコレプシー患者の症状は大きく分けて3つあり、1.重度の慢性的な眠気2.睡眠麻酔3.カタプレキシーとなります。1番についての症状は前回紹介した通りなので今回は2.の睡眠麻酔3.のカタプレキシーについて紹介します。

睡眠麻酔

私的にはこの項目がこの本の中で一番興味が沸いた場所になります。何故かというと子供の頃から現在に至るまで何度も経験し謎だらけだったからです。結論から言うと「睡眠麻酔」=「金縛り」です。

「いやいや、金縛りにあった時、幽霊見たし」と言う人もいると思いますが、この睡眠麻酔になった人のほとんどがレム睡眠中に起きるため、目が覚めているのにいきなり体が硬直し目しか動かすことができなり、更に誰もいないのに誰かがそばにいるような錯覚に陥るそうです。まれに脳が覚醒してもレム睡眠の麻酔が体に残る事があるようでこの症状はナルコレプシー患者だけでなく誰にでも起こりうる事だとも著者は言っています。

ただ、誤解されたらいけないので一応言うと心霊現象的な事を全否定しているのではありません。科学の常識でも幽霊はいないと断言できないし、いないと証明する術を知らないのです。

なので皆さん、これから金縛りになっても焦らず、これはレム睡眠なんだと落ち着いて目を閉じておきましょう。

カタプレキシー

私的にはナルコレプシーの症状の中でもこのカタプレキシーがもっとも厄介だとおもいました。このカタプレキシーは感情が中程度から強度になると症状の程度にもよりますが、基本的な症状は体の筋肉が緩みます。「だら~ん」となるという表現が分かりやすいでしょうか。酷い症状の人になるといきなり膝から崩れ落ちるそうです。体中の筋肉が緩む。しかもいきなり。でも意識はハッキリしています。

感情が動くとこういう症状があらわれるので、日常生活にももちろん影響します。ネガティブでもポジティブでも感情が動くとダメなのでカタプレキシーの症状はでる方は皆表情がないそうです。もう最悪です。喜ぶ事も悲しむこともできないのですから。

脳の中でどういう風になっているかというと脳は覚醒しているのに筋肉を弛緩させるという間違った命令が下されています。今現在の段階ではレム睡眠の異常だと考えられています。

治療法

残念な事に現時点では患者が少ないという事もあり有効な治療法見つかっておらず治療薬を開発中だそうです。早く治療法ができる事を祈っています。

最後に

私も2年程前まではよく金縛りにあい、その度に怖くて何かが見えるんじゃないかと思っていましたが、意思をハッキリと持つようになったら金縛りにあわなくなったのでやっぱり心霊現象だったのか?と思っていました。自宅は全然平気になったのですが、未だに神社やお寺に行くと吐きそうになることがあるので、その謎を解明できたらなぁ。と思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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