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睡眠と記憶力 <アウトプットシリーズ>#6

みなさま突然ですが、これまで「徹夜」で勉強したことありますか?もしくはご自身のお子さんはテストの前に徹夜していませんか?もし、徹夜しているようであれば今日から辞めてぐっすり眠りましょう!

という事で今回は徹夜と記憶力の関係性について紹介していこうと思います。

徹夜と記憶力

これに関しては想像通り寝た方が記憶に残ります。数々の実験で証明されてもいることなのですが、もっと具体的に言うと「学習したその日に十分な睡眠取らなければ記憶に残らない」です。

例えば3日後に期末テストがあるとして今日から勉強を始めたとします。

  1. 今日徹夜で勉強します。

  2. 2日目勉強した後十分に睡眠をとります。

  3. 3日目勉強した後十分に睡眠をとります。

とした場合、1番の今日学習したことは3日後のテスト当日はもう記憶にありません。もし2日目に徹夜をしたとしたら2日目に学習した事は記憶に残りません。要は上記にも書いた通り「学習したその日に十分な睡眠取らなければ記憶に残らない」です。

「海馬」という記憶を一時的に保存しておく場所があるのですが、この「海馬」という部位は睡眠をとらないと本来の役割である大脳皮質(長期間記憶を保存する場所)に記憶を送信するという作業をしなくなります。

損失

私自身も高校生の時はテストになると徹夜していたのですが、終わった途端に全て消えていました。テストの点数が取れるからOKと思っている方々。本来テストは受験や就職するまでの過程でしかありません。というか、学校の勉強自体必要かどうか疑問に思うところがあるのですが、せっかく命を削ってやりたくもないことを強制的にやらされるのであればやった内容を覚えておいた方が自分にとってせめてものメリットになるのではないかと思います。

徹夜をするという事は例えば夜19時にご飯を食べてから次の日学校が始まる8時30分までの13時間30分をテストが終わってから消えていく無駄な作業を嫌々するというになります。これが一回のテストで3日行うと40時間30分になります。中学生になって高校が終わるまでの6年間で少なくともテストが36回で1458時間。約1か月もの時間を後に記憶が残らない無駄な作業を命を削って行うということです。

極端な数字を並べているようですが、私は少なくとも高校での3年間のテストの時は上記の無駄な時間を割いていました。中学生の頃は全くと言っていいほど勉強しなかったので助かりましたが。

解決策

著者が提案する解決策は(著者は海外の方なので日本の場合でいうと)中間・学期末テストというテストだと範囲が広すぎるので細切れにテストを行っていくという方法です。勤めていた学校では採用されなかったようですが、著者のクラスだけ行っていたそうです。これだと範囲も狭いですから詰め込む必要もないし学習する時間も必然的に増えて学ぶという一生必要なことに対する免疫もつきやすくなるかもしれません。

最後に

前回の記事の最後に「私は睡眠時間が少なくても大丈夫なタイプみたいな人がいたら考えを改めた方がいい」と書きましたが、地球の人口規模でいうと実際にそういう人が少ないですが変異型のDNAをお持ちの方がいらっしゃるそうです。ですが、そのDNAの持ち主の方がいる確率は地球上の全人口でも「四捨五入したらゼロになる」くらいの確立だそうです。そもそも1億人レベルの日本にそんな人がいるのかすら微妙です。なので皆さん「今日も8時間睡眠」を心がけましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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